2020年10月

植物園のふれあい園(駐車場横)では、『コハマギク』が見ごろです♪

『コハマギク』は、北海道から関東地方北部(茨城県)にかけての太平洋側の海岸に自生しているキク科キク属の多年草で、日当たりのよい崖などに生えます。
日本固有の植物で、和名は「ハマギク」に似ていて、全体が小さいことから「コハマギク」と名付けられましたが、別種です。
また、学名は「Chrysanthemum yezoense」(クリサンセマム エゾエンセ)で、種形容語のyezoenseはエゾの地を意味します。
栽培しやすいため観賞用などにも用いられ、寄せ植えや花壇、グランドカバー、ロックガーデンなどにも利用されます。


秋も深まる中、白い花を力強く咲かせている『コハマギク』をご覧くださいませ!

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海浜植物園のグラスチューブでは『ニンニクカズラ』が咲き始めました♪

花の咲き始めは濃い紫色ですが、だんだん爽やかな明るい紫色に変わり、やがて白色に変わって行きます。
名前は、葉や花を揉んだり、茎を傷つけたりすると、ニンニクのような匂いがする事によります。
海浜植物園でも風などで葉や花が揺れるとほんのりニンニクのような匂いがあたりに漂います。
興味のある方は、スタッフに声をかけてみてくださいね♪

ぜひ、花と匂いをお楽しみくださいませ\(^o^)/
まだ蕾はありますが、お早めにご覧くださいね!

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『我が君の いと愛でたまふ 浜菊の そこのみ白く 夕闇に咲く』
上皇后美智子様が、お詠みになられたお歌です。

また、平成9年に上皇上皇后両陛下が岩手県大槌町を訪問された時に、海岸に咲く「浜菊」をお気に召され、種を取り寄せて大切に育てておられたことも知られています。

さて海浜植物園正面玄関では、鉢植えですが『ハマギク』が咲き始めました!
『ハマギク』は日本の固有種で、青森県から茨城県にかけての太平洋側の海岸に自生します。
学名は、「Nipponanthemum nipponicum」で、属名にも種小名にもニッポンの名が付くのは動植物では「ハマギク」と「朱鷺」だけです。

また、学名にはクリサンテムム・ニッポニクムが使われることがあり、これは「日本の菊」の意味です。
ちなみに『ハマギク』花言葉は「逆境に立ち向かう」だそうです。

日に日に秋の深まりを感じる今日この頃ですが、海浜植物園で『ハマギク』の花を眺めて見ませんか?

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氷見市では、市外の方を対象に『「あなた」と「氷見」が繋がり、より良い暮らしに!より良い街に!』をキャッチコピーに「氷見きときとファンクラブ」の会員を募集しています。

会員になると、氷見のイベント情報等が届いたり、公共施設で入館料割引等の特典が受けられたり、氷見の幸が味わえ、会員同士が交流できるファンミーティングに参加できたりします。

海浜植物園の特典は、県外会員限定ではありますが、なんと!「入園料が100円引き(一般(高校生以上)500円▶400円
 4歳以上〜高校生未満 300円▶200円)」となります♪

また会員の皆さんは、アンケートへの回答、市内施設などの来訪や指定イベントへの来場などで、ポイントが付与され、500ポイントに達した会員がレギュラー会員より優遇を受けられる 「プレミアム会員」となれるそうです。

ぜひ「氷見きときとファンクラブ」に入会してご来園いただければと思います。そして市内を巡って、氷見市を満喫していただければと思います。


その他「氷見きときとファンクラブ」の詳細は、氷見市HP「氷見きときとファンクラブ」会員募集中!をご覧ください。


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海浜植物園のグラスチューブでは、『トゲナシハナキリン』が開花しています♪
普通の「ハナキリン」は園芸店や100円ショップでも見かけることがあり、茎にとげとげがある多肉植物を連想する方もいるかと思いますが、この『トゲナシハナキリン』は、まさしくその名前のとおり茎(枝)に「トゲ」がない「ハナキリン」(同属別種)です!
花のように見えるのは赤く色づいた苞(ほう)で、本当の花は中心にある黄色の小さな部分です!!(゜ロ゜ノ)ノ
ちなみに、皆さんがよく知っている「ポインセチア」も同じトウダイグサ科ユーホルビア属で仲間になります!Σ(゜Д゜)
ちょっと変わっているけれども、小さくて可愛らしい「トゲナシハナキリン」を、皆さんぜひご覧くださいませ♪


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さて、今日も問題です!

この実は、いったい何の実でしょうか?

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ヒント① 「古事記」や「日本書紀」にも登場し、日本人とは古くから係わりのある植物です。
ヒント② 花は冬から早春に咲きます。
ヒント③ 種子は多く油を多く含んでいて、古くから利用されています。
ヒント④ 都はるみさんの名曲「あんこ〇は恋の花」

正解は、椿(ヤブツバキ)です♪
花が咲いたあと、梅雨の雨や夏の暑さや強い日差しに耐え、果実が生長していきます。果実は熟すと果皮が3つに裂開して、中から大きな種子がのぞきます。

皆さんも、椿を見かけたら果実や種子を探してみてはいかがでしょうか?

※写真は、植物園駐車場横「ふれあい園」で10月4日に撮影しました。