北海道から九州の海岸の岩場や砂地などに生育する多年草です。
富山県内では生育地が少なく、県のレッドデーターブックでは準絶滅危惧種として扱われています。
そんな「ハマゼリ」ですが、昨年松田江浜某所で発見し、観察してきましたが無事開花しましたので、小さな白い可愛らしい花をご覧ください♪
あまり条件のいい場所ではありませんが、思ったより大きく成長し、種もできはじめたので、少しでも殖えてくれればと祈りながら、これからも観察していきたいと思います。


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まだまだ暑い日が続きますが、さわやかな潮風を求めて、植物園前の松田江浜へ!

そこでちょっとマニアックな海浜植物が小さな黄色の花を咲かせていました!
それは「ツルナ」です♪ 
主に太平洋側の海岸に分布していますが、日本海側の海岸でも見ることができます。県内の海岸ではあまり多くはないので、担当者は発見するとちょっと嬉しくなってしまいますヽ(*´▽)ノ♪

またこの「ツルナ」漢字で書くと「蔓菜」という字になり、文字通り蔓の菜っ葉という意味で、食用にもできます。
海外では「ニュージーランドのホウレンソウ」と呼ばれたり、沖縄県では「浜ほうれん草」と呼ばれることもあります。
ぜひ皆さんも、海岸散策をする際には、探してみてはいかがでしょうか?(#^^#)


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2輪だけですが、今年も咲きました!『ドラゴンフルーツ』♪
(2020/8/12 20:55撮影)
「ゲッカビジン(月下美人)」の近縁種で、同じように夜に咲き始め翌朝までの一晩だけ開花します!
そのためなかなか皆さんにご覧いただくことができません。
実際に開花している様子をご覧いただけないのが残念ですが、見事に咲く大輪の花をせめて写真だけでもご覧くださいませ♪

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園内温室では『テイキンザクラ』の花が咲いています♪
5弁の花で春にみるサクラ(バラ科)のように見えますが、トウダイグサ科の植物です!
濃い紅色の花が咲き、「サクラ」ほどではありませんが、房状にまとまって花を咲かせるのも特徴です。
名前の「テイキン(提琴)」とは「バイオリン」の事で、葉の形を見てもらうと由来がわかるかと思います。
別名で「ナンヨウザクラ」と呼ばれることもありますが、「ナンヨウザクラ」と名前のつけられた別種があるため、名前も合わさって混乱しやすい植物だったりします。
ぜひ、季節外れに咲く「サクラ」?をご覧くださいませ♪
また併せて「バイオリン」に似た葉っぱも見てくださいね!
(≧▽≦)b
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グラスチューブで、『ツルキントラノオ』が咲き始めました♪
黄色の花が「オンシジウム」を連想させるところから、英名を「Orchid Vine(つるのラン)」といいます♪
ただ、ランの仲間ではありません!
花数は少ないですが、鮮やかな黄色の花をぜひご覧くださいませ♪ヽ(*´▽)ノ♪


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海浜植物園のグラスチューブでは『マダガスカルジャスミン』が咲き始めました!

真っ白な小ぶりの花からは、爽やかな香りが漂います♪
また、名前に「ジャスミン」とありますが、「ジャスミン」(モクセイ科)の仲間とはまったく違う植物です!
花の形や香りが「ジャスミン」を連想させ、原産地が「マダガスカル」のため、この名前が付いたといわれています。

優しい香りと白い小さな花を楽しみくださいませ♪
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海浜植物園のグラスチューブでは『ルリマツリ』が咲き始めました(^^)♪
「ルリマツリ」は、南アフリカ原産で半つる性の常緑低木で、ジャスミンのような、やわらかく爽やかなイメージの花をつけます。ただし、ジャスミンのような香りはありません。
また、開花中は次々と花芽を付け、淡い青色の花を咲かせますが、一つ一つの花の寿命は開いてから4日~1週間くらいです。
じめじめ、ムシムシと梅雨真っ盛りですが、ぜひ、やさしい淡い感じの爽やかな花をご覧くださいませ!(≧▽≦)
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海浜植物園のグラスチューブでは、『サンタンカ(山丹花)』が開花しています♪

熱帯アジア原産の常緑低木で、茎の先端に橙赤色の小さな花が20~30花集まって半球状に咲きます。ちょっと見た感じがアジサイの花のように見えるので、時折アジサイの仲間と勘違いされる方もおられますが、アカネ科の植物です!
日本には江戸時代中期に琉球(沖縄)を経由して渡来したといわれており、花びらが3段に重なっていることから「三段花(サンダンカ)」といわれていたようです。沖縄では現在でも「サンダンカ」と呼ばれることがあります。
また、デイゴ、オオゴチョウとともに沖縄県の三大名花とされ、沖縄を代表する花のひとつです。

梅雨の時期ではありますが、海浜植物園でちょっと南国気分を味わって見ませんか?(#^.^#)

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なお海浜植物園は新型コロナウイルス感染症拡散防止のため、7月から午前10時~正午までと午後2時~4時までの2部制で、利用人数は各回子ども50名程度とその保護者とさせていただきます。詳しくは、海浜植物園HPまたは前回の投稿をご覧ください。

氷見市民の方限定ではありますが、ついに『リニューアルオープン』しました♪

「ネット遊具」や「ふわふわドーム」、木製列車の「ひみレール」などの遊具で遊べたり、「小さな木育のへや」では木のおもちゃに触れることができたり、「リカレント研修室3(木工ルーム)」では簡単な工作(有料)ができたりと、楽しいことがいっぱいです♪

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、6月中は氷見市民の方限定で開園時間と人数を制限した予約制(ご利用希望日の1週間前まで)で開園しておりますので、詳しくはトップページの「重要なお知らせ」をご覧ください。

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             開園のお知らせ

 いつも氷見市海浜植物園をご利用いただき誠にありがとうございます。
 さて、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、6月12日(金)まで臨時休園としておりますが、6月13日(土)より、以下要領にて順次運営を開始することとしました。
 感染防止の為、氷見市民の方に向けた、予約・人数・時間制限制による限定的な開園となりますが、皆様におかれましては、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 7月以降の運営方法に関しましては、今後の状況も踏まえ改めてご連絡させて頂きます。

対象  氷見市民の方
期間  6月13日(土)から6月29日(月)※火曜日休園
    各日 午前10時から正午までの2時間
予約  各日先着 子ども20名程度とその保護者  
    電話で、希望日の1週間前までにお申し込みください。(☎ 0766-91-0100)
    受付時間:水曜日から月曜日(開園日)の午前9時から午後5時まで ※火曜日休園
    代表者のお名前・参加人数(大人・子供別)・連絡先・健康状態・体温・感染者との接触状況などについてお伺いします。
料金  大人500円  4才以上中学生以下300円  4歳未満無料

施設をご利用の皆様へのお願い
(感染防止対策)
・マスクの着用をお願いします。着用の無い方は、ご利用いただけません。(2歳以下のお子様は、除きます。)
・入口に備え付けの消毒液での手指消毒
・入園前に検温を行います。37.5℃以上の方のご入園はご遠慮願います。
・咳や発熱の症状・体調がすぐれない場合は入園をお断りする場合があります。
・万一に備え、利用者名簿への記入をいただきます。また、必要に応じて身分証明書などをご提示いただく場合があります。
・園内ではソーシャルディスタンス(適度な距離)の確保・咳エチケットにご協力ください。

(施設について)
・ご利用いただける施設は、メインホール(ひみレール・小さな木育の部屋・売店)、温室(ネット遊具・ボルダリング・キッズルーム・授乳室・リカレント研修室・ラウンジ)、グラスチューブ、芝生広場(ふわふわドーム・ターザンロープ・プレイプラント・砂場)、2階エレベーターホール・ワークショップです。1階展示ホールは、ご利用いただけません。
・中学生の遊具使用は、遊具の対象年齢が3歳から12歳のため、ご利用を制限させていただくことがあります。
・当面の間、木工ワークショップを除き、企画展などは行いません。
・当面の間、リカレント研修室の専有利用につきましては、大人だけのご利用とさせていただきます。
・今後の県内における発生状況や社会情勢・天候などにより、休園や遊具の使用制限などを行う場合があります。